【今更聞くのは恥ずかしい?】ベーシックインカムについて考えてみた

【今更聞くのは恥ずかしい?】ベーシックインカムについて考えてみた


こんにちは。yuzu(@yuzu_happysmile)です。

近年貧困や経済格差の拡大に伴って、ベーシックインカム制度の導入について盛んに議論がされるようになりました。

最近では元ZOZOの社長である前澤さんが発言されたことでも注目を集めたかと思います。

名前はなんとなく聞いたことあるけど、実はよくわからないという人が多くおられるのではないでしょうか。

ベーシックインカムは実社会の導入事例もあり、一定の成果も上がっています。

今後日本の財政が困難になり、現状の社会保障制度などが崩壊するリスクがあるなかで注目されている、ベーシックインカム制度について考えてみましょう。

ベーシックインカムとは

ベーシックインカムの概要

ベーシックインカム(Basic Income)とは、政府がすべての国民に対して、最低限の生活を送るのに必要としている額の現金を一定額支給する制度です。

日本語では「最低所得保証」とも呼ばれてます。

各国で失業手当や生活保護、医療扶助など最低限の生活を送るための支援を行っていますが、これらを一元化してベーシックインカムとして最低限の収入を保証するものとなります。

実際に世界の国々ではベーシックインカム制度を試験的に導入されている国もあります。

なぜベーシックインカムが議論されているのか

なぜ世界各国でベーシックインカムが盛んに議論されているという話をしましたが、世界各国とは具体的には先進国をさします。

先進国では、少子高齢化が急激に進んでおり、今後労働人口が劇的に増加したり、経済が劇的に伸びていくことはなかなか考え辛くなっています。

そのため、現在各国で実施している最低限の生活を送るための政府からの支援が今後も続けられるか不安視する声が上がっています。


このような問題を解決するためには、小さな政府を目指し、政府からの支援は少しずつ小さくしていく必要があります。

そこで着目されているのがベーシックインカム制度です。

特に日本においては、世界でも有数の少子高齢化社会であり、平均寿命も急速に伸びています。

今後も現状と同様の制度を維持していくことは困難であるなかで、最低限の生活を保証するためにベーシックインカムが日本においても議論されるようになっています。

ベーシックインカムのメリット

ベーシックインカム制度にはさまざまなメリットがあります。
多くのメリットが提唱されていますが、生活に身近なもので何点か紹介します。

  • 貧困層への支援
  • 少子化対策
  • 労働意欲の向上


元ZOZOの前澤さんが Twitterの年末年始のお年玉キャンペーンをされていましたが、その中でシングルマザーの方に当選してほしいと述べられています。

これはシングルマザーの方は非正規職やアルバイトについている方が多く、なかなか現状の生活を抜け出すことはできずにいます。

そのため、一定額の現金支給があれば、最低限の生活はベーシックインカムで行うことで、より中長期的な目線で仕事の選択やライフスタイルの選択ができるようになります。


少子高齢化対策としても、ベーシックインカムは世帯ではなく、個人に付与されるものであるため、子供が増えれば増えるほど所得が増えることとなります。


労働意欲の向上の観点では、ベーシックインカムは個人の所得有無や額に関係なく支給されるものであるため、労働意欲が低下しないとされています。

現状の年金や生活保護は収入の有無や額に応じて減額されるため、労働意欲が低下する要因とされています。

働くずとも生活保護を得た方が少し働くよりも楽で得られる金額も高くなるため、あえて生活保護を受給する人が耐えないという状況があり、現社会で問題視されていることの一つです。

ベーシックインカムのデメリット

ベーシックインカムのメリットを上げましたが、もちろんデメリットとされることもあります。
メリット同様に多くのデメリットも提唱されていますが、身近なものを何点か紹介します。

  • 福祉水準の低下や廃止
  • 労働意欲の低下
  • 富裕層に対する支給


ベーシックインカムは現行の社会保障制度などを縮小もしくは廃止することで財政源とするものです。

そのため、現状の福祉水準や各種支援制度は縮小廃止されていくこととなります。


労働意欲の低下の観点ですが、働かずとも一定額のお金が手に入ることから無理して働く必要がないと考える人も出てくるでしょう。

本来の主旨では最低限の現金が付与されることで、将来に向けて仕事を選び働くことを目指していますが、そう考えない人も出てくることは容易に考えられます。


個人に支給されるものであるため、収入に関係なく、富裕層に対しても貧困層に対しても一定額が支給されます。

そのため、富裕層に対する支給が問題視されています。

世界でのベーシックインカムの導入例


アメリカ、カナダ、オランダ、イタリア、スイス、カナダなどベーシックインカム導入に向けた議論や実際の導入検証が行われています。

ここでは、実際にフィンランドで実施した実験について見ていきます。


フィンランドでは2017年1月1日より試験的にベーシックインカムが導入されました。

支給対象者は失業手当を受給している方(25歳以上58歳未満)から、ランダムに2,000人が抽出され月額560ユーロ(およそ7万円)が2年間給付されました。

給付金額は失業手当の金額と同額となりますが、大きな違いとしては、職探しをしていない人でも無条件で給付を受けることができることです。

フィンランドでは、ベーシックインカム対象者と元から失業手当を受給している人とを比較して、どのような変化が生まれるか調査をしました。

実際の調査結果の中でも大きな点としては、健康やストレス状況について肯定的に捉えた人の割合がベーシックインカム受給者の方が高い結果となり、「自由な時間が増えた」や「生活の質が向上した」となどの声も上がったようです。

最終的な報告は2020年に報告されることとなっており、ベーシックインカムの議論をする上では大変重要なもののひとつとなっています。


ここでは例示しませんでしたが、冒頭にあげた他の国々おいても盛んにベーシックインカムの導入は議論されています。

日本にベーシックインカムは導入されるか

日本におけるベーシックインカムの導入可否であるが、今すぐ導入されるかと言われると現状では「ない」と思われます。

これは、ベーシックインカムの導入は政治的な判断が必要ですが、現状ベーシックインカム肯定派のかたや政党が出てきて、議論をされているわけではない状況であるからです。

とはいえ、日本は世界でも稀に見る少子高齢化が進んでいる社会です。
今まで通りのやり方では通用しなくなることは目に見えているので、今後ベーシックインカム導入の議論は促進していくものだと思われます。


また、財政の観点からも仮に1億人に月7万円を支給する場合、84兆円が必要となります。

現状の財政から84兆円ものお金を支出することは大変困難であり、さまざまな支出を減らすことと増税などの対応が求められると思います。


私たちが今できることとしては、ベーシックインカムが導入されたときのインパクトを加味した人生設計や働き方を今から考えて取り組んでいくことが良いと思われます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ベーシックインカムについて、概要やメリットデメリットについてわかったでしょうか。

今すぐに導入されるものではないものの、近年頻繁にベーシックインカムというワードを耳にする機会が増え、今後本格的な議論も始まっていくものだと思われます。

ベーシックインカムの導入にかかわらず、現在よりも小さな政府になっていくことは往々にして考えられる話ですので、これを機に自身のライフスタイルを再度見つめ直して見てはいかがでしょうか。